銀行の合併で抵当権の登記はどうなる?岡山の司法書士が、抵当権移転登記が「必要なケース」と「不要なケース」をわかりやすく解説。住宅ローン完済前の方は必見です。
インターネットで不動産の登記情報を取得しようとしたとき、「登記事件の処理中」 と表示されて登記情報を閲覧できないことがあります。

ある不動産についてなんらかの登記申請がされると、その不動産についてロックがされ、登記情報を取得できなくなります。
登記が完了し、ロックが解除されるまでは、登記情報を確認することはできません。
結論として、登記事件の処理中であっても、登記申請をすることは可能です。
「ロックされているから登記申請できない」ということはなく、法務局で通常どおり受付してもらえます。
ただし、ここで誤解しやすいポイントがあります。
登記事の件処理中に、登記申請しても、後から申請した登記を早く処理してくれるわけではありません。
法務局では、登記申請を受け付けた順番に処理します。
という流れです。
そのため、先に受け付けた登記申請が完了するまでは、後から申請された登記は処理をしてもらえません。
つまり、「登記事件の処理中に申請しても、登記事件の処理が終わってから申請しても、登記が完了するまでの全体的な時間は変わりません」
だったら「登記申請はゆっくりでいいのでは?」と思うかもしれませんが、ここには大事なポイントがいくつかあります。
長くなりそうなので、その点は次回以降の記事で詳しく書こうと思います。